藤屋は、著名な建築家、隈研吾さんに設計していただいたそうです。何年か前のNHKの番組で隈さんのことを知った私。 ご存知の方も多いのでは?
隈さんが設計された、この藤屋は、どこを切り取っても絵になる美しさです!!
建築に携わっている日本に在住の方はもちろんのこと、海外からのお客様も多いとのこと。
私が滞在中には、他の宿のお客様が見学に?入ってこられて、「きれいな宿ねぇ〜、いつか泊まってみたいわ」という会話が聞こえてきました。
タイムスリップしたような銀山温泉のど真ん中にある、魅力的で美しい宿「藤屋」へ是非一度足を運んでもらいたいと思う記者なのでした。
建築家 隈研吾さんからのメッセージ
この建築を設計するにあたって、いかに重ね合わせるかをずっと考えていました。
時間を重ね合わせていくこと、空間を重ね合わせていくことです。
薄いフィルターを使って、フィルターのこちら側と向こう側を重ね合わせていく仕掛けを作りました。
中田秀雄さんの手による簾虫籠(すむしこ)と呼ばれる竹製のフィルター、志田政人さんの手による
「ヴェールダルト」と呼ばれる中世の工法による薄い緑色のステンドグラスのフィルターです。
どちらもとても繊細なフィルターですので、どうぞ大事にしてあげてください。
弱いもの達を大事にする気持ちが、次から次へと時間をかけて重ね合わされていくと、物はさらに深い
輝きを発し始めるはずです。